2010年10月18日 循環経済新聞 |
埋込型処理機が受注倍増-代理店募集で販売網強化へ- ヨロズヤ(静岡県三島市、大野研社長、電055-972-7777)は今年度、土中に埋めて使用する自然還元型ごみ処理装置「TRASH(トラッシュ)」の納入台数が前年度比約2倍に達する見込みを 明らかにした。ごみ処理施設が少なく廃棄物の収集運搬が困難な離島部への受注件数を伸ばしている。 今後、全国の販売網をさらに強化するため、代理店の募集に力を入れていく。同装置は、約1坪の 敷地に深さ2.5mの穴を掘り、投入口だけを地表に出す形で埋設するのが特長。分別した生ごみと一緒に 発酵促進剤「オールOK」を投入し微生物の働きで発酵分解、減容化する仕組みだ。装置の処理能力は 1日当たり30-60kg。マイナス20度の寒冷地での使用も可能となっている。密閉様式と発酵促進剤に より、悪臭・害虫の発生も防止するため、店舗入口周辺に設置することもできる。これまで、飲食店・ 病院・給食センター・畜産農場・レジャー施設などに1200台以上の納入実績を持つ。最近では沖縄県の 西表島から計約60台の受注を受けるなど、離島を抱える自治体からの引き合いが急増しているという。 大野社長は「かく拌翼などの稼働部がなく、定期メンテナンスを必要としないことも大きな利点。 離島や山間部などからの需要が拡大している今、販売体制の強化を図りたい」と話している。 |