2005年4月11日 旅行新聞 |
自然還元で低コスト-ヨロズヤの生ゴミ処理機- ヨロズヤ(静岡県三島市)は、電気やガスを使わず微生物の働きで生ゴミを分解、処理する土中埋め込み型の処理装置「トラッシュ」を開発、販売している。価格は150万円(税別)で、設置・工事費は 通常10〜15万円程度。装置を土中に埋設し、専用分解処理剤(特殊有効微生物)と自然の土壌菌との相乗 効果で、生ゴミを水蒸気と炭酸ガスに分解する。このため生ゴミの悪臭はほとんどなく、不快害虫の 発生も防止する。「自然のものを自然に還す」という概念で設計しているので、環境汚染の心配も 皆無だ。安価なランニングコストも特徴だ。電気やガスを使わないので、月々のコストは分解処理剤 購入にかかる4000円程度。材質は特殊なプラスチック材で半永久的に使用できるほか、機械構造がなく 故障もない。装置は縦、横、高さそれぞれ2m程度の穴に埋設できる程度の大きさ。1日あたりの生ゴミ 処理量はおよそ30〜80kgだ。旅館の場舎、仮に1人あたりの生ゴミ量を500gとした場合、100人以上の 収容に充分対応できる。トラッシュはヨロズヤと中部オリオン、松本徴生物研究所が共同開発した システム。公共施設やホテル・旅館など、これまで、900台以上の納入。実績を誇る。 問い合わせ電055(972)7777。 |