2005年3月28日   農経新聞

循環型生ゴミ処理システムバイオで土に還元-静岡のヨロズヤが開発-

 資源リサイクル処理業のほか、生ゴミ処理システムなどを製造販売する「ヨロズヤ」(大野研社長、
静岡県三島市)では、土中埋め込み型の生ゴミ処理装置「トラッシュを開発、販売している。この装置は
微生物が配合された分解促進剤と、土中菌との相乗効果で生ゴミを分解、自然に土に還元させるもの、
乾燥させた生ゴミをトラックで運ぶことなどは不要で、「リサイクルが新たな環境汚染を生む」という
"悪循環"を防止できる。高さ2.6m、幅1.7mがの特殊強化樹脂製の槽を地面に埋め込み、投入口から
専用の分解促進剤と生ゴミを入れると、悪臭・不快害虫の発生が防止される。1日あたりの処理能力は、30〜80kgで、毎日利用しても約1年間使うことができる。すでに、学校給食センターや病院などの
教育・公共施設や、ホテルなどの宿泊施設に、1000台以上を納入。本体価格は150万円から。半分の
処理能力を持つ小規模施設向け「トラッシュジュニア」も販売中
(問い台わせ"TEL:055-972-7777)