2003年8月25日    循環経済新聞

西日本エリアにも拡販開始-ロングライフ、4ヵ月で8機納入-

 ロングライフ(神戸市、森山正康杜長、電078-303-8239)は、土中埋め込み型生ごみ分解処理機
「トラッシュ」の西日本地域での販売を本格的に開始した。本年4月から8月までにスーパーマーケット
やパーキングエリア、鹿児島の養鶏場などに8機を納入している。システムは体積約4立方メートルの
処理槽と微生物資材で構成。土中に埋め込んだ処理槽に、微生物費材を混合させた生ごみを投入する。
 微生物資材の混合量は重量比で生ごみの約1000分の1程度。嫌気性の菌と好気性の菌を併用、
処理槽内の上部で好気性の菌が、下部で嫌気性の菌が作用し、分解する。嫌気性の菌も用いることで、
酸素が行き屈かない下部の生ごみの分解速度を高めたことが特徴。イニシャルコストと設置工事費が
合わせて180万円以下、唯一のランニングコストとなる微生物資材も処理物1kg当たり3600円と、
低コストで導入できるのも強みだ。スーパーマーットのナカケー(兵魔県白川町)は本年5月半ば、村岡店
(村岡町)と湯村店(湯村町)の駐車場に計2機を設置。商品の製造過程で発生する野菜くずなどの動植物性
残さの処理に使用している。現在までに村岡店で約5t、湯村店で約4tを投入、買い物客から臭気に
関する苦情などは出なかった。同社は今月新たに2機を本店に導入している。同処理機は20年ほど前
からヨロズヤ、松本微生物研究所などが共同開発、2000年に実用化、中部地域を中心に販売を
開始した。現在までに飲食店、宿泊施設、学校、ゴルフ場、老人福祉施設、保育園などに計600機以上
の納入実績がある。同社は9月3日〜6日まで日報イベント(電06-6265-9106)が主催するNEW環境展
大阪会場(インテックス大阪)に出展する予定。