2003年10月5日 宮古毎日新聞 |
生ごみ処理槽開発-ヨロズヤなど- 本土のヨロズヤと中部オリオン、松本微生物研究所の3社がこのほど、大型業務用の生ごみ処理槽「トラッシュ」を共同開発した。この槽にオリオンが開発した専用分解促進剤を入れ、生ごみを消化・発酵させて黒色の有機肥料を作る。3日午後、ヨロズヤの大野研社長と沖縄地区総代理店でトータル コーポレーション(本社・平良市)の上地善久社長の二人が同槽と同槽に入れる専用分解促進剤 (オールOK)を公開した。同槽は、特殊強化樹脂とステンレスで製作され、高さ2.6m、一面の幅1.7m、 重さ約150キロ。本体の大部分は地中に埋め、地表からふたまでの高さは0.2mほど。生ごみを投入後、 同促進剤を入れると生ごみの悪臭が低減し、ミミズの発生で有機肥料ができる。大野社長は「生ごみ 処理システムについては、すでに試験で立証済み。本土では多くの病院やホテル、スーパーなどで活用 し、そのシステム効果は大一好評だ」と語った。また、上地社長は「宮古の病院やホテル、ゴルフ場、 養鶏場、かつお節製造加工場など一で使うと効果が大きい」とアピールした。視察に訪れていた 竹富町住民福祉課の大盛聰環境衛生係長は「竹富町では生ごみが深刻な間題となっている。トラッシュ については、前々から知っていたので見に来た。上司と相談し導入するかどうかは決めたい」 と語った。トラッシュ1台の値段は150万円。 詳しい問い合わせは、トータルコーポレーション(電話74-3008)まで。 |